VIERAの人気モデルにMX950とLX950があります。
皆様の中には、
- MX950とLX950の違いって何?
- MX950とLX950の口コミ・レビューを知りたい!
- 私にはMX950とLX950のどっちがおすすめなの?
という疑問や悩みを抱えている方はいらっしゃるはず。
そこでこの記事では、MX950とLX950のスペックを徹底比較し、口コミ・レビューも交えて、どっちがおすすめのモデルか解説します。「新モデルを買うべきか?」「コスパを狙うべきか?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
VIERAとは?

VIERA(ビエラ)は、パナソニックが展開するテレビブランドであり、同社を象徴する映像技術の結晶とも言えるシリーズです。2003年に誕生して以来、プラズマテレビ、液晶テレビ、有機ELテレビ、さらにはポータブルテレビまで幅広いラインナップを展開してきました。ブランド名の「VIERA」は、「Vision(映像)」と「Era(時代)」を組み合わせた造語で、「映像の新しい時代を切り開く」という意味が込められています。
誕生当初、パナソニックは「T(タウ)」シリーズとしてブラウン管テレビや薄型テレビを展開していましたが、2003年のレコーダーブランド「DIGA」の登場とともに、テレビ部門は「VIERA」へと刷新されました。
その後、VIERAは国内で高いシェアを誇り、特に2011年時点ではプラズマテレビ市場で約74%という圧倒的なシェアを獲得。しかし、LEDバックライトを採用した液晶テレビの普及や、韓国メーカーの価格競争力に押され、パナソニックは2013年末にプラズマテレビの生産を終了しました。
プラズマテレビ生産終了により、VIERAは液晶・有機EL中心のブランドへと方向転換。以降は「ヘキサクロマドライブ」「ミニLED」「量子ドット」などの先進技術を取り入れ、4K/8K時代に対応した高画質テレビとして商品展開を進めています。
VIERAのMX950とLX950のスペック比較
VIERAのMX950とLX950はスペックや価格に明確な違いがあります。具体的な比較表は以下に示します。
項目 | TH-75MX950 | TH-75LX950 | 比較・違いのポイント |
---|---|---|---|
発売位置づけ | 2023年モデル | 2022年モデル | MX950が後継機 |
種類 | 4K液晶テレビ | 4K液晶テレビ | ― |
画面サイズ | 75V型(55・65あり) | 75V型(55・65あり) | ― |
パネル種類 | VAパネル | IPSパネル | MX950=高コントラスト、LX950=広視野角 |
バックライト | ミニLEDバックライト | LEDバックライト | MX950が高輝度・高コントラスト |
量子ドット | ○(採用) | ―(非対応) | 色再現性はMX950が上 |
映像エンジン | ヘキサクロマドライブ | ヘキサクロマドライブ | 同一 |
倍速機能 | オブジェクト検出倍速表示 | オブジェクト検出倍速表示 | 同一 |
HDR対応 | HDR10/HDR10+/HDR10+ Adaptive/Dolby Vision/Dolby Vision IQ/HLG | 同左 | 同一 |
オートAI画質 | ― | ○(オートAI画質) | LX950のみ搭載 |
2画面表示 | ○ | ○ | 同一 |
音質性能 | Dolby Atmos対応 出力50W(フルレンジ×2、ウーハー×1) | Dolby Atmos対応 出力60W(フルレンジ×2+イネーブルド×2) | LX950は上向きスピーカー搭載で立体音響が強化 |
ネット動画対応 | YouTube/Netflix/Prime Video/Disney+/DAZN/Hulu/U-NEXT/ABEMA/TVer/FOD/Lemino/TELASA/Rakuten TV | FOD非対応以外は同等 | MX950が対応アプリやや多い |
スマートOS | 独自OS(Google TV等ではない) | 同左 | 同一 |
スマホ連携 | TVシェア | TVシェア | 同一 |
スマートスピーカー連携 | Google アシスタント/Amazon Alexa | 同左 | 同一 |
ゲーム対応 | HDMI2.1対応(eARC/VRR/ALLM/4K120p) | 同左 | 同一 |
チューナー構成 | 地デジ×3/BS・CS×3/4K×2 | 同左 | 同一 |
録画機能 | 外付けHDD対応/自動録画/2番組同時録画/早見再生1.3倍速 | 同左 | 同一 |
接続端子 | HDMI×4/USB×3/LAN×1/光音声×1/ヘッドホン出力○ | 同左 | 同一 |
視聴距離(目安) | 約1.3m | 約1.3m | 同一 |
消費電力 | 325W | 359W | MX950の方が省電力 |
年間消費電力量 | 214kWh (年間電気代約5,778円) | 255kWh (年間電気代約6,885円) | MX950が約15%低消費電力 |
省エネ基準達成率(2026年度) | 81%(評価2.3) | 68%(評価1.9) | MX950が上 |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 1672×1013×350mm | 1680×1044×350mm | ほぼ同等(LX950がやや高い) |
重量 | 約43kg | 約52.5kg | LX950が約10kg重い(上向きスピーカー構造のため) |
スタンド構造 | 吸着式転倒防止スタンド | 転倒防止スタンド | MX950は吸盤で固定される独自機構 |
Amazonでの価格 (65インチ) | 税込199,800円 | 税込190,000円 | TH-75LX950の方が安いが大きな差はない |
具体的には以下の8点を解説します。
- 発売年とモデル位置づけの違い
- パネル構造とバックライト方式の違い
- 色再現性能(量子ドット)の有無
- 画質補正機能の違い
- 音響システムの違い
- 省エネ性能・消費電力の差
- スタンド構造・本体重量の違い
- 価格の違い
発売年の違い
MX950は2023年モデルとして登場した最新シリーズで、LX950(2022年モデル)の後継機にあたります。LX950で培ったAI画質補正技術を継承しつつ、バックライトを大幅に刷新した点が特徴です。
LX950はプラズマテレビ撤退後の完成度が高いモデルとして評価されており、MX950はそれをさらに高輝度・高コントラスト方向に進化させた位置づけです。
高画質や省エネ性能を重視している方はMX950がおすすめです。
パネル構造とバックライト方式の違い
MX950はVAパネルにミニLEDバックライトを組み合わせ、コントラストの深さと輝度の高さが魅力です。LX950はIPSパネルを採用しており、斜めから見ても色変化が少なく、視野角が広いのが強みです。
リビング中央で映画やゲームを集中して楽しむ方はMX950、複数人でテレビを囲む家庭ならLX950がおすすめです。
色再現性能(量子ドット)の有無
MX950は量子ドット技術を搭載し、より鮮やかでリアルな色再現を可能にしています。微妙な階調表現にも優れ、明るい部屋でも色の深みを失いません。
一方、LX950は量子ドット非対応で、自然で柔らかい発色が特徴です。派手さよりも落ち着いたトーンを求める方にはLX950も十分満足できる仕上がりです。
映画やスポーツを迫力ある映像で楽しみたい方はMX950がおすすめです。
画質補正機能の違い
LX950には「オートAI画質」機能が搭載されており、コンテンツや環境光を自動判別して最適な映像に調整します。視聴者が設定を気にせず快適に楽しめる点が魅力です。
対してMX950は物理的な高輝度・高コントラスト性能を重視し、ミニLED制御による映像表現で勝負しています。
自動補正重視ならLX950、映像品質重視ならMX950がおすすめです。
音響システムの違い
LX950はイネーブルドスピーカーを含む4スピーカー構成で、最大60W出力の立体音響を実現しています。上方向に音を放つ構造により、天井反射を活かした臨場感が得られます。
MX950はフルレンジスピーカー2基とウーハー1基の構成で、クリアな音質と安定した低音再生を実現しています。
映画や音楽を立体的に包み込む音で楽しみたい方はLX950がおすすめです。
省エネ性能・消費電力の差
MX950の消費電力は325Wで、LX950(359W)よりも約10%以上省エネ性能に優れています。年間電気代もMX950が約5,778円、LX950が約6,885円と差が出ます。
家庭の電気使用量を意識したい方や省エネを重視する方はMX950がおすすめです。
スタンド構造・本体重量の違い
MX950は吸盤式の転倒防止スタンドを採用し、設置の安定性に優れています。LX950は従来の転倒防止スタンド構造で、重量は約52.5kgとやや重くなっています。MX950は43kgと軽量で、移動や設置も比較的容易です。
設置場所のスペースが狭かったり、スペースに入るか不安の方は軽量でコンパクトなMX950がおすすめです。
価格の違い
価格面ではLX950の方がやや安価で、65インチモデルでおよそ税込190,000円、MX950は税込199,800円です。差額は約1万円ほどですが、ミニLEDや量子ドットなどの新技術を考慮するとコストパフォーマンスは高いといえます。
価格に大きな差はないため、新機種でよりスペックの高いMX950がおすすめです。
VIERAのMX950とLX950の口コミ・レビュー
VIERAのMX950とLX950の口コミ・レビューとしてAmazonの評価を引用して以下の順に解説します。
- MX950の口コミ・レビュー
- LX950の口コミ・レビュー
MX950の口コミ・レビュー
MX950のAmazonでの口コミを引用します。
口コミ①:画質がキレイ!
ミニLEDで画質がすごく明るくてキレイです。
引用元:Amazon
ミニLEDバックライトと量子ドット技術を採用したMX950は、非常に高い輝度と豊かな色再現力を実現しています。
明暗のコントラストがくっきりしており、明るい部屋でも映像の深みを失わない点が魅力です。特に4Kコンテンツでは、細部まで鮮明で臨場感があり、映画やスポーツ観戦でも満足度が高いという声が多く見られます。
LX950の口コミ・レビュー
LX950のAmazonでの口コミも引用します。
口コミ①:画面が大きいが画質が非常に良い。
色合いと全体的な明るさのバランスが良く画面が見やすく見ていても疲れない
口コミ②:とても良い
PCのモニターとして購入したが画質、音質、動画全てにおいて全く問題無し。
口コミ③:最高です。
画像だけではなく、音質も聞きやすいです。
引用元:Amazon
LX950は「画面が大きいのに見やすい」「長時間見ても疲れない」といった声が多く、色合いと明るさのバランスが優れている点が高く評価されています。
映像だけでなく音質にも満足するレビューが目立ち、映画や動画視聴はもちろん、PCモニターとしても活躍できる万能モデルです。画質・音質・汎用性の高さを求める方におすすめのテレビです。
VIERAのMX950とLX950のどっちがおすすめか?
「私にはMX950とLX950のどっちがおすすめなの?」という疑問を抱いている方はいらっしゃるはず。そこでここでは以下の2点を解説します。
- MX950がおすすめな方の特徴
- LX950がおすすめな方の特徴
MX950がおすすめな方の特徴
MX950は、最新のミニLEDバックライトと量子ドット技術を搭載し、明るく高コントラストな映像を楽しみたい方におすすめです。また、映画やスポーツなど、ダイナミックな映像を大画面で鮮明に見たい方には特におすすめです。
ゲーミング用途にも強く、HDMI2.1対応による4K120p表示や低遅延モードも備えています。消費電力も抑えられており、長時間視聴しても安心です。
映像のリアリティと迫力を重視し、リビングをホームシアターのような臨場感で満たしたい方には、VIERA MX950が断然おすすめです。
LX950がおすすめな方の特徴
LX950は、広視野角のIPSパネルとAIによる自動画質調整機能を備え、自然な色合いで見やすい映像を求める方に向いています。複数人でテレビを囲む家庭や、長時間ニュースやドラマを視聴する方にも適しています。
イネーブルドスピーカーによる立体音響は映画・音楽鑑賞にもぴったりで、リラックスした視聴体験を実現します。また、価格もMX950より手頃でコスパに優れています。
コスパ重視の方には、VIERA LX950がおすすめです。
VIERAのMX950とLX950の違いを知って最適な方を選ぼう【まとめ】
「MX950」と「LX950」の違いを整理すると、画質・省エネ・設置面において明確な差があります。
MX950は最新技術・ミニLEDバックライト+量子ドットを搭載し、高輝度・高コントラストを実現。電力消費も抑えられており、省エネ志向の方には非常に魅力的です。
一方、LX950はIPSパネル+LEDバックライトで視野角・色の自然さに優れ、音響構成も立体音響重視。コストを抑えつつバランス重視で選びたい方には好適です。
映画・ゲームで迫力ある映像を求めるならMX950、家族みんなで快適に視聴したい・予算を抑えたいならLX950がおすすめです。
VIERAのMX950とLX950の65インチモデルはAmazon・楽天・Yahoo!で購入可能なので、ぜひ最新価格をチェックしてみてください。
なおこのブログでは「FitbitのCharge4とCharge5の違い」についても解説しているので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
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